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平成26年度 川の環境学習会[2014年07月30日]
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 私たちが住む身近な川に生息する水生生物とその川の水質を調べることにより、こどもたちが自然環境に関心を抱いてもらうよう、当一般財団主催の「川の環境学習会」を7月25日に開催しました。 今年の「川の環境学習会」には、4歳の女の子を最年少に県内の小学1年生から6年生までの児童と中学生、その保護者の方々約30名が参加しました。 今年は前日の降雨で開催が危ぶまれましたが、当日は天候に恵まれ川での学習には絶好の日になりました。

第一地点目の狐川(JR花堂駅前)では、ふだん川に入ることのないこどもたちは、やや濁った川に緊張した様子で入りましたが、第二地点目の足羽川(板垣橋上流)では、ようやく川にも慣れ元気よく楽しそうに水生生物を採集していました。

狐川では、カワニナ、シジミ類、イトトンボ、アメリカザリガニ、ヌマエビ、ハグロトンボ、コヤマトンボの水生生物と、メダカ、ギンブナ、タモロコ、ナマズ、タイリクバラタナゴ、ドジョウの魚類を採集し、足羽川では、ヒゲナガカワトビゲラ、オナガサナエ、コオニヤンマ、ヒラタドロムシ、ダビドサナエ、エルモンヒラタカゲロウ、コヤマトンボ、ガガンボ、オオヤマカラゲラの水生生物と、ヌマチチブ、トウヨシノボリ、アジメドジョウ、アブラハヤ、カジカ中卵型の魚類を採集しました。

午後からの室内学習では、採集した水生生物の名前を調べそこに生息する生物からみた水質について学習し、狐川と足羽川の水質の違いについて理解したことと思います。また、簡易水質検査キットを用いて、今回調べた川の水、家庭用浄化槽処理水のCOD(化学的酸素消費量)を測定し、それぞれの水質の違いについて数値で確認しました。

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