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令和元年度 川の環境学習を開催しました。[2019年08月01日]
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 私たちが住む身近な川に生息する水生生物とその川の水質を調べることにより、こどもたちが自然環境に関心を抱いてもらうよう、当一般財団主催の「川の環境学習会」を7月31日に開催しました。 今年の「川の環境学習会」には、県内の小学1年生から6年生までの児童16名が参加しました。 当日は34度の猛暑の中十分に水分を補給しながら川に入り学習しました。

第一地点目の狐川(JR花堂駅前)では、ふだん川に入ることのないこどもたちは、やや濁った川に緊張した様子で入りましたが、第二地点目の足羽川では、ようやく川にも慣れ元気よく楽しそうに水生生物を採集していました。あまりの暑さに川の中に寝そべったり、泳ぎだす児童もいました。

狐川では、水生生物の確認種類は少なく、少し汚い場所に生息する種が数種確認されました。(水生生物:アメリカザリガニ、ヌマエビ類、カワニナ、ヒル類、ヒメゲンゴロウ、ギンヤンマ)

足羽川では、ヒゲナガカワトビゲラ、エルモンヒラタカゲロウ、オオヤマカワゲラなどとてもきれいな場所に見られる種から、とてもきれい〜少しきたない場所に生息するヤゴなども多く確認されました。(水生生物;コヤマトンボ、コオニヤンマ、ハグロトンボ、エルモンヒラタカゲロウ、チラカゲロウ、ヒゲナガカワトビラ、スジエビ、ヌマエビ類、オオヤマカワゲラ、コガタシマトビゲラ、キイロカワカゲロウ、シロタニガワカゲロウ、サツキヒメヒラタカゲロウ)

午後からの室内学習では、採集した水生生物の名前を調べそこに生息する生物からみた水質について学習し、狐川と足羽川の水質の違いについて理解したことと思います。また、簡易水質検査キットを用いて、今回調べた川の水のCOD(化学的酸素消費量)を測定し、それぞれの水質の違いについて数値で確認しました。COD値は足羽川の方が若干低かったです。

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